もともとはヒンズー教の祭りでさまざまな色の粉をかけ合うため、「色の祭典」ともされるホーリー祭りは今日。
このgulalと呼ばれる色の粉は野菜から採られた色素で、赤は愛、黄色はタメリック(ウコン)、緑は春、ブルーはクリシュナを意味するという。
祭りの由来はさまざまなヒンズー教の伝説から生まれたとされているが、中でも興味深いのがクリシュナの逸話。
クリシュナは母親に自身の浅黒い青い肌を嘆いていると、母親は彼の恋人であるラーダーの顔を好きな色に塗ってみたらどうかと提案、そのとおりクリシュナはラーダーの顔を塗ってみるが、その後も二人の恋愛はさめることもなかったため、ホーリー祭りは二人の逸話から生まれたとされる説もあり「愛の祭り」とも「色の祭り」とも言われている。
ただ、ムンバイなどでは依然コロナの感染率が高く、州によっては祭りの開催を禁止しているとこもあるという。