NYT書評に日本人女流作家の3冊、ぜひホリデー読書に!

ニューヨークタイムズ紙は2020年のベスト100冊(100 Notable Books of 2020)に日本人女流作家の3名の本を選出、年末年始の「ホリデーリーディング」の紹介を兼ねた「今年のベスト本」をフィクション、ノンフィクションなどジャンル別に選んで取り上げている。

書評を読むだけでも、日本の書評とは視点が違うことがあり、アメリカで人気が出る理由を垣間見ることができる。

またカバーデザインも日本のものとは異なり、これも楽しみの一つ。

まずは原文で読んで、気にいったら、ぜひ今年の年末年始のホリデーに英語で挑戦してみたい。

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  1. The Aosawa Murders by Riku Onda 恩田陸「ユージニア」

    NYT (ニューヨークタイムズ)書評のタイトルは「Poisoned Sake and Mutilated Teddy Bears」、「あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は――。」と日本の出版社。

  2. Breasts and Eggs by Mieko Kawakami 川上未映子「乳と卵」

    NYT 書評のタイトルは「A Japanese Literary Star Joins Her Peers on Western Bookshelves」、日本の出版社は「娘の緑子を連れて大阪から上京した姉の巻子は、豊胸手術に取り憑かれている。2人を東京に迎えた狂おしい3日間。芥川賞受賞作」

  3. Earthlings by Sayaka Murata 村田沙耶香「地球星人」

    NYT 書評のタイトルは「To Sayaka Murata, Nonconformity Is a Slippery Slope」、日本の出版社のサブタイトルは「なにがあってもいきのびること。恋人と誓った魔法少女は、世界=人間工場と対峙する。」

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