3つのジャパンタウン消滅の危機

アメリカ国内にある日本人街(ジャパンタウン)は西海岸に3箇所。サンフランシスコ、ロスアンジェルス、そしてサンノゼにあるジャパンタウンがいま、消滅の危機に瀕しているとNBCの報道。

ジャパンタウンでの有名店といえばプリクラが撮れるPIKAPIKAなどだが、3月のロックダウン以降、ビジネスが危機に直面している。問題となっているのが店舗家賃で、毎月一件、また一件と閉鎖を決断している店舗が増えており、家主との交渉の機会を訴えている。

サンフランシスコの地元紙SFGATE紙より

サンフランシスコの地元紙SFGATE紙より

東海岸や南部には存在しない日本人街、ニューヨークにも日系書店やコンビニ、スーパーはあるものの、一箇所に日本の店が集結しているところは、イーストビレッジのセントマークス通りくらい。「リトル名古屋」とある地元紙が強引な命名をしていたが、それでもレストランやコンビニ、たこ焼き店などが並んでいる程度で地域の「センター」的役割は大きいとはいえない。

日系人は大戦中に強制収容も経験し、特に西海岸の日系人は、日本人としての誇りを強く持ち、コミュニティーの結束が強いだけに、このままジャパンタウンを消滅させてしまうのはあまりに残念だとの声も多い。