アジア系初のゴールデングローブ賞

「アカデミー賞の前哨戦」とも呼ばれるゴールデングローブ賞が発表され、アジア系で初めて、また女性監督として37年ぶりに、中国系の女性監督クロエ・ジャオが最優秀監督賞に受賞した。

ジャオ監督の「ノマドランド」は演技派のフランシス・マクドーマンドが主演、地元の町は経済破綻し、夫にも先立たれた主人公はバンに乗り込み旅に出る。バンで寝泊まりし、短期契約の仕事でなんとか生活を食い繋ぎ旅を続ける。

受賞したクロエ・ジャオ監督(ヤフーニュースより)

受賞したクロエ・ジャオ監督(ヤフーニュースより)

コロナ以前の過剰消費の資本主義から、ミニハウスブームなど、持ち家概念の変化や断捨離ブーム、消費を最低限にしたミニマリズムといったポストコロナのアメリカ社会を描いたヒューマンドラマ。日本でも劇場公開される予定。

主演のフランシス・マクドーマンドとジャオ監督(ヤフーエンターテインメントから)

主演のフランシス・マクドーマンドとジャオ監督(ヤフーエンターテインメントから)

バイデン米国大統領「民主主義はPREVAILした」

アメリカの首都DCで行われたアメリカ大統領就任式が1月20日、無事に行われ、歌手のレディー・ガガが晴れ晴れとした表情で国歌を斉唱、バイデン大統領がきっぱりと口にし、マスコミ各紙・各局が見出しに取り上げたフレーズが「Democracy has prevailed」(以下はニューヨークタイムズ紙)。

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Prevailは広がる、流行するなどの意味と同時に勝つ、勝る、勝利を得る、最終的な勝者となるの意味がある。また辞書の解説には、何らかの対立、対決があり、その中で最終的に勝者や優位な立場になること、とも。

トランプ大統領が出席しない異例の就任式には、クリントン、ブッシュ、オバマの3歴代大統領がともに姿を表す場面も流れ、感慨深い就任式に。

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映像写真はABCテレビより。

新年快乐!今年は「陰金」丑の一年

今年の旧正月・春節(春节:Chūnjié・Chinese New Year )は2月12日、干支は「辛丑」です。

辛(かのと)は金属を表し、陰陽では陰、つまり「陰金」と分類されます。

気の種類を示したものが「陰金」でイメージとしては加工された貴金属、指輪などの洗練された美しく軽い金属です。

そして丑年の丑は「土」の要素が強く、陰陽では陰、「陰土」です。

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風水英語サイトではこの組み合わせをメタルオックス(Metal Ox)と示しています。

あるサイトによると、この組み合わせの年は、これまでの決意と努力が実を結ぶ一年で、長年の努力と賢明さがようやく日の目に出るとのことです。

ですので、「棚ぼた」や「一攫千金」は期待できなく、しっかりと土台を築いて努力をしていくことが成功へ導くとのアドバイスが出ています。

また、人それぞれに持って生まれた五行(木・火・土・金・水)や陰陽と、この一年の「辛丑」エネルギーの関係性がその人の運気に影響すると考えるのが風水や東洋陰陽五行思想だそうです。

修正25条(アメンドメント)とトランプ大統領の行方

残り2週間…で任期が終わるトランプ大統領だが、

トランプ大統領支持者が1月6日、Capitol Hill (米国議会議事堂)へ乱入し、警官を含む5人が死亡する事件が発生、いま国際的に注目を集める米国憲法修正25条(25th Ammendment)の存在が焦点になっている。

そもそもどのような法律かといえば、

・大統領が任務を執行できない場合、副大統領が任務を務める

・副大統領と閣僚過半数の判断により大統領を罷免することができ、大統領が異を唱える場合は議会の3分の2の同意を得て罷免することができる

というもの。

1月7日付CNN電子版より

1月7日付CNN電子版より

CNNによると、まずは大統領を弾劾裁判にかけるという選択肢、第二の選択肢が修正25条の発令なのではという論調だが、ペンス副大統領や閣僚、米国議会の動向に世界が注目している。

NYer 誌で紹介された「Quarantine Food」カレーパン

日本通でも知られる作家のブライアン・ワシントンはオムライスを日本のソウルフードと紹介したことがありましたが、2020年の「Quarantine Food」と紹介したのがなんと “Kare Pan”。

彼が初めてカレーパンを食べたのは発祥地の日本でなく、故郷ヒューストンで日本食もメニューに載せていた中華料理レストラン、それから各地のカレーパンを食べ歩くようになったという。

思い出を蘇られてくれるカレーパンは、同時に「Prophecy 予言」でもあると語っています。

ほんの10分ほど、イースト菌に出来上がりを託すカレーパン作りは「予言」に通じるものがあるのだそうです。

ニューヨーカー誌より

ニューヨーカー誌より

外はカリカリ、中はふっくらしながらもかみごたえのあるパン生地とピリッと風味の効いたカレーのバランスは作るたびに微妙な味わいが異なり、ついつい何回も試してしまう。

近所や友人にお裾分けしたり、ランチやスナック代わりにしたりと持ち運びできるのもカレーパンを好む理由だとか。

隔離期間にうってつけの軽食レシピとして紹介しています。

3つのジャパンタウン消滅の危機

アメリカ国内にある日本人街(ジャパンタウン)は西海岸に3箇所。サンフランシスコ、ロスアンジェルス、そしてサンノゼにあるジャパンタウンがいま、消滅の危機に瀕しているとNBCの報道。

ジャパンタウンでの有名店といえばプリクラが撮れるPIKAPIKAなどだが、3月のロックダウン以降、ビジネスが危機に直面している。問題となっているのが店舗家賃で、毎月一件、また一件と閉鎖を決断している店舗が増えており、家主との交渉の機会を訴えている。

サンフランシスコの地元紙SFGATE紙より

サンフランシスコの地元紙SFGATE紙より

東海岸や南部には存在しない日本人街、ニューヨークにも日系書店やコンビニ、スーパーはあるものの、一箇所に日本の店が集結しているところは、イーストビレッジのセントマークス通りくらい。「リトル名古屋」とある地元紙が強引な命名をしていたが、それでもレストランやコンビニ、たこ焼き店などが並んでいる程度で地域の「センター」的役割は大きいとはいえない。

日系人は大戦中に強制収容も経験し、特に西海岸の日系人は、日本人としての誇りを強く持ち、コミュニティーの結束が強いだけに、このままジャパンタウンを消滅させてしまうのはあまりに残念だとの声も多い。

クリスマスプレゼントに断捨離コース?

ニューヨークマガジン誌恒例の「ホリデーギフト」特集は予算をたとえば25ドル、10ドルとかの値段別にして面白いギフト商品を紹介してくれています。

中には、IKEA(海外ではアイケアと発音します)のショッピングバッグで作った帽子や丑年セーターなどもあります。

ニューヨークマガジン電子版より

ニューヨークマガジン電子版より

断捨離で一世風靡した近藤麻理恵の断捨離コース(Fundamentals of Tyding Course )は40ドル(約4,150円)「年忘れ大掃除」が苦手な人は英語の勉強も兼ねてコンマリコースを自分にプレゼントするのもグッドアイデアかもしれません。

ニューヨークマガジン電子版より

NYT書評に日本人女流作家の3冊、ぜひホリデー読書に!

ニューヨークタイムズ紙は2020年のベスト100冊(100 Notable Books of 2020)に日本人女流作家の3名の本を選出、年末年始の「ホリデーリーディング」の紹介を兼ねた「今年のベスト本」をフィクション、ノンフィクションなどジャンル別に選んで取り上げている。

書評を読むだけでも、日本の書評とは視点が違うことがあり、アメリカで人気が出る理由を垣間見ることができる。

またカバーデザインも日本のものとは異なり、これも楽しみの一つ。

まずは原文で読んで、気にいったら、ぜひ今年の年末年始のホリデーに英語で挑戦してみたい。

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  1. The Aosawa Murders by Riku Onda 恩田陸「ユージニア」

    NYT (ニューヨークタイムズ)書評のタイトルは「Poisoned Sake and Mutilated Teddy Bears」、「あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は――。」と日本の出版社。

  2. Breasts and Eggs by Mieko Kawakami 川上未映子「乳と卵」

    NYT 書評のタイトルは「A Japanese Literary Star Joins Her Peers on Western Bookshelves」、日本の出版社は「娘の緑子を連れて大阪から上京した姉の巻子は、豊胸手術に取り憑かれている。2人を東京に迎えた狂おしい3日間。芥川賞受賞作」

  3. Earthlings by Sayaka Murata 村田沙耶香「地球星人」

    NYT 書評のタイトルは「To Sayaka Murata, Nonconformity Is a Slippery Slope」、日本の出版社のサブタイトルは「なにがあってもいきのびること。恋人と誓った魔法少女は、世界=人間工場と対峙する。」

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一足早いDIYクリスマスデコレーションでメンタル▲

2020年の感謝祭Thanksgiving は11月26日、いよいよホリデーシーズンの到来です。

CNNによるとホリデーのデコレーションを早めに飾り始めることで気分が上がりメンタルヘルスに効果があるとのニュースストーリー。


花・葉・小枝などで輪状に作る輪、花輪のリース(Wreath)やツリーなどDIYのアイデアもインテリア関連サイトなどでたくさん紹介されています。

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ちなみに「気分を上げる」で使われる「上げる」の英語の動詞は「Boost」。「免疫」を上げる、にも使われます。

以下はインテリアデザイン誌のエル・デコー

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ストーリーにぐいぐい引き込まれるドラマ1(必ず字幕で見たい!)

今回は映画ではなく、ストーリーにぐいぐい引かれて思わず食い入って見てしまうドラマシリーズを紹介。

アメリカ南部、ディープサウスのルイジアナを舞台にした犯罪ドラマのシーズン1はマシュー・マコノヒ―とウディー・ハレルソンの刑事コンビが不可解な連続殺人事件を追う。

 南部独特の空気感と質感、そして名優たちが繰り広げるストーリーは、北部のロスやニューヨークで繰り広げられる刑事ドラマとは一線を画している。

 監督はエミー賞を受賞した日系のキャリー・フクナガ、授賞式ではブラックタイにネーティブアメリカン風三つ編みおさげで登場し、ヘアスタイルが話題に。

 一度シリーズを見始めたら、最後のエピソードまで見ずにはいられないシリーズ。

ちなみにマイケル講師は役者も監督も異なるシーズン3がおすすめ。

コロナ禍はキャリアアップのチャンス?

コロナ禍でリモート勤務が多くなった現在、都心に住んで高い家賃を払う必要性がなくなり、地方都市に移住している人が増えています。

そしてこれは日本国内だけでなく、パリやロンドン、ニューヨークなどでもそうだそうです。

世界的なコロナ禍ではありますが、キャリアップに関していえば利点もあります。

フォーブス誌の「コロナウイルスとキャリア、隔離期間中でもいかにネットワークを広げるか」では、キャリアアップ(Career Development) には人脈作りが最重要、その中でもキャリアップに必要なスキルのポイントをいくつか紹介しています。

中でも面白いのがダニエル・ピンクの提唱する

”Be the glue person.”

Glue は接着剤です。

人間関係、部署間関係、顧客関係、取引先との関係と人と人を結びつけるスキルや能力は雇用主、ビジネスにとって最重要スキルであり、このような才能を持っている人の価値がいっそう大切になってくるということです。

オンライン化が進み、対面で会うことが極度に減った分、遠隔によるコミュニーケーション能力が必要になります。

そして外国語が堪能であれば、外国の人や企業、団体と交流ができてネットワークを築くことができるのです。

ネットワークが国内だけでなく、世界規模で広がる可能性だってあるのです。

人材ハンターたちにとって現在、一流の才能や能力を探すことのできる大チャンス期でもあるそうです。

コロナ禍中6か月で語学マスター?

語学の専門家何人かによると、現地人と外国語で会話ができるようになるまでに必要な時間は約半年!だといいます。

その6か月間はもちろん、多大なる努力が必要となりますが、6か月でマスターは可能だということです。

専門家が口を揃えるキーポイントは「その言語にどっぷりと浸かる:Immerse yourself in the language 」という点です。

どっぷりと浸かるためには、

  1. どんどんと聞いて耳を鍛える(ポッドキャストやお気に入りのテレビ番組を見つける!)

  2. 語彙は翻訳ではなく、なるべくイメージで覚える

  3. パターンを掴んで、組み合わせをする(インプットと同時にアウトプットも開始)

アウトプットには「独り言をその言語で言うようにする」「その日の計画をその言語で記入する」などがありますが、アウトプットをスキルアップするためにはその言語をネーティブ並みに話す人との機会を増やしていく必要があるそうです。

中国人ユーチューバー「ヤンちゃん」のスティーブ・カウフマンさんのインタビュー


インディペンデント・ブックストア

アメリカには、大手チェーン書店とは別に、店主の趣向やオススメが並ぶ個性的な書店があり、そんな書店で有名作家の朗読会やパネルディスカッションが開かれたりします。

新刊のハードカバーは表紙のデザインが個性的で、思わず表紙のデザインに誘われて読み始めた本が大当たり、なんてこともあります。

ニューヨーク・ビレッジ西10丁目のスリーライブズ&カンパニーはインディペンド・ブックストアの老舗中の老舗(写真はインスタグラムから)。

大手チェーンの書店は大手コーヒーショップとの併設で人気を博しましたが、本を買うのはすっかりオンラインが主流な時代になってしまいました。

本自体もデジタル化が進んでいますが、本のページを開いて異次元に入っていくような体験は紙の本独自のもののような気がします。

もうすぐブッカー賞の発表がありますが、ショートリストが発表されています。今年の受賞ははたしてどの本に?

英語で味わいたい名画5選!

英語の勉強をかねて「もう一度観たい」と思わせるストーリー性の強い映画を5本、当学院マイケル先生の助言をもらいながら選ばせていただきました。

この5選は動画サイト「moviescoop!ムービースクープ」で掲載中。

中でも「ロスト・イン・トランスレーション」の登場人物は二人のアメリカ人ですが、イギリス出身のマイケル先生の印象は以下です。

“It was actually the first movie that got me really interested in Japan and formed most of my first impression on the country.  You’ll probably find a lot of my generation will say the same. “

(日本についてはじめて興味を持った映画「ロスト・イン・トランスレーション」で、この映画で日本への第一印象の大部分を受けたよ。僕の世代の人だったらそういう人が多いと思う)

マイケル先生は日本に来て約2年、いまの印象と第一印象は変わったのだろうか。

“ I think that it focuses on the craziness of Tokyo more than Japan as a whole.  I don’t know if I agree with everything in the movie, but it definitely does communicate how different the culture is for westerners, and how shocking it can be when you first arrive in Japan.  I remember feeling that way for the first few days of my stay (which were in Tokyo).”

(映画は日本全体っていうよりも東京のクレージーなことが描かれていると思う。映画の描写にすべて納得するかというと分からないけど、欧米人にとっていかに日本の文化がいかに違うか、そしてはじめて日本に降り立った時の衝撃の強さは伝えていると思う。東京でのはじめの2〜3日がどんなものだったかを思い出すよ)


マイケル・オコナー先生はイギリス・ウェールズ出身。大学で映画を専攻し、BBCテレビの制作などにも携わっている。

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ムードを変える色心理と風水

心理学の最前線を紹介する「サイコロジートゥデイ」誌の記事「科学的根拠に基づく色の選択」でサリー・オーガスティン医師による部屋の壁色アドバイス。

暖系の色が与える心理的効果は

・部屋の温度が暖かく感じられる

・フレンドリーな気分になる

・お腹がすく

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一方リラックスさせるには壁の色を明るめの色に。

中でも薄めのセージグリーンや砂っぽい色の青やオレンジに効果があるとか。

クリエーティブな思考が必要な場合はグリーン系、分析力が必要とされる勉強には赤系、エクササイズをするには濃いめのグリーンやサファイアブルーに心理的効果があるそうです。

ところで、風水でも色をよく使います。

人やものを「陰」と「陽」、それに加え「木・火・土・金・水」の5つのエネルギー種類に分類します。

その人の持つエネルギー要素をもとにバランスを取るようにたとえば「水」の要素で補強したりするので、家族全員が◯色の財布を持てば効果絶大…、ということにはならないようです。

ちなみに木=青、火=赤、土=黄、金=白、水=黒です。色だけではなく方角や形、食べ物や味、他のエネルギーとの兼ね合いを考えてその人に合ったエネルギー調整をするのが風水のようです。

そして風水の英語表記はFeng Shui 、このスペルどおりフェンシュイ と発音しても中国人には通じません。

中国語の簡体字表記は风水、ピンインはFēngshuǐで中国語のeはエとウの中間、日本人の苦手な発音の一つです。

声調は第一声と第三声の組み合わせ、ソプラノ風高めのトーンでフン・シュエーィという感じです。

中国との対立が続く米国の現大統領、お抱えの中国人風水師がついているそうですが、ネクタイの色はほとんどが赤か青…です。

クラシック邦画を英語字幕で観てみる

戦後の日本映画が欧米人に与えた影響は日本人が考えているよりも大きいようです。

ニューヨークに住むフランス人の友人が最近日本の「ミゾグチ」にハマっているという話を聞きました。

コロナ禍の中、オンライン映画観賞サービスも充実しているらしく、名画が格安で観られるらしいのです。

彼女によると溝口健二監督の「雨月物語」が特にお気に入りで、女性が力強く描かれている点、また日本の映画は生と死の境界線が薄く、映画の中にすでに死んだ人が当たり前のように出てくるのが特色だとか。

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名画サイト:クライテリオンのスコセージ監督のベスト10、4位に雨月物語

現地の大学の授業でも、時折日本の文学や映画の話が言及されて「Rashomon現象」とかシュールリアリズムを理解するには「砂の女」(安部公房原作)を観るのが一番だからと授業で映画を見せられたり、日本の映画の影響力を知りました。日本の映画監督は、やはりアメリカではクロサワ、ヨーロッパではオズの人気が高いような印象を受けます。

そんな映画を英語字幕で観るのはとてもスピーキングに役立つ方法です。日本語と英語は語順が異なるので、字幕を読むと、こういう視点で表現するのか、こういう感情はこう示せば伝わるのか、と発見がたくさんあって楽しいです。



TOEIC 語彙の増やし方:ジム・クイックのTIPメソッド

記憶力・学習方法の専門家でブレイン・コーチと呼ばれる、ジム・クイックのメソッドは画期的です。

5才の時に頭に怪我を負い、学習障害を持ったジムは「脳が壊れた子」と学校の先生にも呼ばれるほどの学習能力だったものの、それから一念発起して、記憶力・学習方法でアメリカの第一人者の専門家になりました。

彼のテクニックの一つ、TIPはTurning it into a Pictureというものです。語彙を覚える際にも想像力を使ってイメージと単語を組み合わせる方法です。単語の音を使ったり、スペルを使ったり、して想像力を最大活用します。

たとえば、Launch という単語。まずは発音はローマ字読みとは違いますので、ローの発音と単語をリンクさせる必要があります。そして覚え方の一つに、「ロケットが発射されているイメージ」です。

Launch

Launch

ビジネスの場でこの言葉が出てきたら、新商品発売とか、プロジェクト開始とかの意味になりますが、もととなるロケット発射のイメージを連想できれば、文章の全体のイメージはとても沸きやすくなります。